学校長あいさつ
鶴岡市立荘内看護専門学校
校長 鈴木 聡
鶴岡は、東には四季を彩る修験道の聖地出羽三山、西にはロマンに満ちた日本海の眺望など、豊かな自然を抱いた落ち着いた街です。また、芥川賞作家で文化勲章受章者の丸谷才一氏や、直木賞作家の藤沢周平氏など著名な文化人を数多く輩出している文化の香り髙い街でもあります。
本校は、そのような鶴岡市のほぼ中央に位置しています。昭和25(1950)年に荘内病院高等看護学院として設立され、昭和51年より鶴岡市立荘内看護専門学校となり、令和6年に創立74周年を迎えた、県内でも長い歴史を持つ看護専門学校の一つに数えられています。この間、1100名以上の卒業生が本校から巣立ち、庄内地方をはじめ、山形県さらには全国の医療現場で活躍されています。このように伝統ある当校は、激動する社会や時代のニーズにあった看護師養成学校への更なる飛躍を目指して、現在「新荘内看護専門学校」建設にむけた準備を進めており、令和7年度の開校を予定しています。
新学校開校に向けて作成された学校憲章では、地域住民の輝くいのちと心身の健康を守り、その人らしく生きていくことを支える看護師を育成する学舎となる決意を明確にしました。そのための教育方針として、①1学年20名の少人数制で個々に合わせた手厚い学習支援のために、チューター制をとっていること。②地域や施設での充実した実習を行うため、教育機関や地域施設との連携を強化し、庄内ならではの特色ある実習環境を整備すること。③時代に合った快適な学習の場として、オンライン学習やシミュレーション学習などの充実に努めることを掲げました。
教育スタッフは、本校専任教員の他に学外講師約140名と、実習先である鶴岡市立荘内病院などの医療スタッフからなり、これらの方々の教育への熱情と誠意が、よりレベルの高い教育効果を生み出し、その結果が本校の看護師国家試験合格率につながっていると考えております。
当校教職員一同は、みなさんが本校に入学し、地域に根差した良質で、安心、安全な医療やケアを提供する実践者として立派な看護師になれるよう、精一杯お手伝いさせていただきます。みなさんの入学をこころよりお持ちしています。
学校の沿革
- 昭和25年 3月25日 厚生省告示第78号によって甲種看護婦養成所設置の設定をうける
- 昭和26年12月24日 指定規約改正により、鶴岡市立荘内病院高等看護学院と改称
- 昭和51年 3月25日 学校教育法一部改正に伴い専修学校専門課程の設置が認可され、鶴岡市立荘内看護専門学校と改称